水越大使のダーラナ県、レトビック市及びレクサンド市訪問

令和7年2月12日~13日

水越大使は、2月12日から13日にかけて、冬のダーラナ(Dalarna)県を訪問しました。

ダーラナ県は、滋賀県東近江市と姉妹都市であるレトビック(Rättvik)市、北海道当別町と姉妹都市関係にあるレクサンド(Leksand)市を管轄しております。道中、美しい冬の景色とともに、ダーラナのシンボルである巨大なダーラナホースの歓迎を受けました。

初めに、ダーラナ県知事(Helena Höij氏)を訪問し、レトビック市長(Ulrica Momqvist氏)とともに、今後の経済交流、姉妹都市交流の展望や課題について、意見交換を行いました。レトビック市長は、2月11日に東近江市の市政20周年の記念式典の際に、東近江市長にお祝いのビデオメッセージを送ることが出来たことを大変嬉しく感じており、財源の課題はあるが、少しづつ小さな交流を積み重ねて行きたいと語っていました。

次に、レトビック市長の案内で、スウェーデンで最も歴史のある工芸会社であるニッキショー(Nittsjö)を訪れました。そこではシリアン(Siljan)湖の水と地域の特性を活かした工芸の伝統、同じく工芸やものづくりがさかんな東近江市を含む日本との交流の可能性、また、どのように若い世代へ伝統を継承するかについてお話を伺いました。

夜は、レトビック市内のホテルにて、市長との夕食の際、市内の音楽学校に通う市民から音楽のおもてなしを受けました。レトビック市は音楽の町としても知られております。

2日目は、レクサンド市長(Sebastian Larsson氏)とともに、レクサンド市にあるトーモクヒュース(Tomoku Hus)社を訪れました。トーモクヒュース社は、スウェーデン式家屋の部材を日本に輸出しており、レクサンド市の経済発展に寄与するとともに、当別町とレクサンド市の姉妹都市交流に貢献しております。

その後、シリアン湖において、レトビック市長とともに市民の冬のアクティビティであるキックそりを体験しました。レトビック市長は、「ダーラナの美しい冬を企業や団体と協力して、誰もが自然を楽しむ機会をどのように作り出しているかを、知ってもらえたことは非常に嬉しい。」と語っていました。

訪問の終わりには、レトビック市の中心にある手工芸品に立ち寄り、日本とスウェーデンの関係、特に姉妹都市である東近江市との交流に大きな貢献をされたレクサンド市在住の八幡敬子さんとお会いし、今後の交流発展に向けての願いや期待についてお話を受けました。

今回の訪問は、レトビック市のHPに掲載されたほか、地元の新聞記事にも掲載され、地方の一般市民の方に日本について知ってもらえる機会となりました。

日本大使館としても、このような美しい伝統や文化、風景をもつ人たちが、さらに日本に高い関心を持っていただけるよう、様々な交流を応援していきます。

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