能化大使の「金栗四三」展オープニングイベントへの出席

令和5年9月2日

9月2日、ソレンツーナ市で開催された「金栗四三」展オープニングイベントに能化大使が出席し、挨拶及びテープカットを行いました。

金栗四三氏は、日本人で最初にオリンピックに参加した選手の1人です。1912年のストックホルム・オリンピックに参加し、スウェーデンでは「消えた日本のマラソン選手」として話題になりました。マラソンレースの途中、体調不良のために走れなくなり、ペトレ家の人たちに介抱された後、そのまま帰国しました。

その後、ストックホルム大会開催55周年を記念する式典が開催された1967年に、スウェーデン・オリンピック委員会の招待でストックホルムを再訪しました。オリンピックスタジアムを走り、ストックホルム・オリンピックから約55年かけて、マラソンを完了しました。ペトレ家のあったソレンツーナ市で始まった展覧会では、金栗氏に関して様々な紹介をしています。

オープニングイベントで挨拶する能化大使

能化大使からソレンツーナ市長に、熊本県玉名市(金栗氏生誕の地)から贈られた金栗トロフィーが渡されました

日本大使による展示会場オープニングのテープカット

金栗氏を助けたペトレ家の子孫から、能化大使に対して、シナモンロール(当時金栗氏も同じものを食べたと言われています)が渡されました