大使館の活動

平成27年5月18日(月)

第1回Dementia Forum Xの開催

5月18日、世界共通の課題である認知症への対応を議論することを目的として、第1回Dementia Forum X(エグゼクティブ)が、スウェーデンの関係団体(高齢者ケアフォーラム、スウェディッシュ・ケア・インターナショナル)の主催により開催されました。

シルヴィア王妃陛下及びヴィクトリア皇太子殿下御臨席の下、世界17か国から総勢100名余りの政官財の代表者が出席、スウェーデンからはレグネール子ども・高齢者・男女平等大臣、ハムステン・カロリンスカ医科大学学長、ラーション・エレブロー県知事他、当館から森元大使、厚生労働省から水谷老健局高齢者支援課認知症・虐待防止対策推進室長が参加しました。

Photo: Yanan Li/Silviahemmet

(右から)レグネール子ども・高齢者・男女平等大臣、ヴィクトリア皇太子殿下、シルヴィア王妃陛下

会合では、リサーチ、ファイナンス、ビジネス、ソサイエティ、ケアという幅広い分野からの参加者が積極的に議論を交わし、認知症の問題に取り組む上での課題を明らかにするとともに、互いのこれまでの経験を共有しました。

Photo: Yanan Li/Silviahemmet

Photo: Yanan Li/Silviahemmet

議論の様子

日本では、現在約400万人が認知症であり、2025年には700万人に到達することが見込まれています。先般、認知症施策を推進するための国家戦略「新オレンジプラン」が策定されましたが、会合では、こうした日本の先進的な取組に大きな注目が集まりました。

Photo: Yanan Li/Silviahemmet

基調講演を行うシルヴィア王妃陛下