平成26年8月24日(日)
森元大使夫妻の「ガデリウスの日記念お茶会」への出席

8月24日、ストックホルム市内にある民俗博物館のお茶室「瑞暉亭(ずいきてい)」にて,ガデリウスの日を記念するお茶会が開かれ,森元大使夫妻が出席しました。このお茶会は,現在の瑞暉亭及び初代瑞暉亭建設に貢献したイダ・トロッチック女史,藤原銀次郎氏,タロー・ガデリウス氏への感謝を込めて毎年行われているものです。お茶会の最後には,カイ・ファルクマン大使による俳句が披露されました。
Mellan flaggan och månen |
(英文仮訳) Between the flag and the moon |
(解説)庭にはためくスウェーデンの国旗と明け方の空に浮かぶ月を眺めているとどこからか鳥の歌声が聞こえてくる。名も無き鳥たちもガデリウスの日を祝福しているかのようである。 |
<瑞暉亭について>
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1900年代初頭に日本の茶道・華道に専心したイダ・トロッチック女史の発案と,王子製紙社長の藤原銀次郎氏の寄付により,1935年,民俗博物館に初代瑞暉亭が建てられました。しかし初代瑞暉亭は,1969年に火事によって焼失してしまいます。今日の瑞暉亭は,ガデリウス社のタロー・ガデリウス氏と,王子製紙をはじめとする日本の四製紙会社の協力により1990年に完成したものです。
2015年は現在の瑞暉亭が完成してから25年の節目を迎えますが,老朽化した部分を修繕し,今後とも瑞暉亭を維持・管理していくためのプロジェクトが進められています。
関連リンク:瑞暉亭(民俗博物館ホームページ)
<茶道裏千家淡交会スウェーデン協会について>
淡交会スウェーデン協会は、茶道のデモンストレーションや日本の茶道についての入門コースや瑞暉亭の案内やお茶の提供を行っています。創設者の1人であるエイコ・デューク氏は2008年に外務大臣表彰を受けました。
関連リンク:淡交会スウェーデン協会