大使館の活動

平成25年4月25日(木)

岩倉視察団が見たと言われる岩の見学

ス参加者一同と岩の前で
参加者一同と岩の前で
リースが添えられた岩
リースが添えられた岩

4月25日、渡邉大使は自然史博物館の外に展示されている特別な岩を見学しました。この岩は、140年前の1873年4月25日、当時ストックホルムを訪れていた岩倉具視視察団が見た岩と同じものと言われています。この岩は、探検家であり鉱物学の博士でもあったノーデンショルドが1870年にグリーンランドで発見しストックホルムに運ばれてきたものであり、当初は隕石だと考えられていたようですが、実際には地質形成過程で発生した鉄塊であることが後日判明しています。

この特別な鉄塊の見学はスヴァンテ・リンクヴィスト王宮府長官の発案によるもので、当日は自然史博物館の学芸員による岩の歴史等についての説明がありました。この岩は、鉱物学的価値もさることながら、スウェーデンと日本の交流の起源を示す歴史的価値も有しています。