スウェーデンから2名が令和7年秋の外国人叙勲を受章

令和7年11月3日

この度、元スウェーデン王立科学アカデミー(KVA)会長のビルギッタ・ヘンリーケス・ノールマルク氏とストックホルム大学アジア・中東学部准教授で尺八奏者のグンナル・儘盟・リンデル氏が、日本・スウェーデン間の学術交流及び相互理解の促進に寄与した功績により令和7年秋外国人叙勲を受章されました(ノールマルク氏は旭日重光章、リンデル氏は旭日小綬章を受章。)。

ノールマルク氏は、KVA会長として、著名な日本人研究者等にスウェーデンのアカデミーや大学での講演機会を提供するなど、日本の高い研究力を当地学術界にアピールする機会を率先して手掛けた他、日本人研究者とスウェーデンの研究者の交流に尽力されました。また、カロリンスカ研究所の教授としても、日本人研究者との共同研究や招聘を通じ、日本の学術研究の国際的地位の向上や日スウェーデン間の学術交流の一層の進展に貢献されてきました。

また、リンデル氏は、40年間に渡って尺八奏者として活動されてこられ、スウェーデンを含む世界各国での演奏やワークショップ、講演等を通じて、日本の古典音楽の普及に尽力されてきました。さらには、ストックホルム大学において、日本古典音楽について研究するとともに、日本語や日本文化を教え、親日家及び日本専門家の育成に尽力されてきました。また、スウェーデン学生日本語弁論大会の運営やスウェーデンの留学生の渡日前オリエンテーションなど、様々な機会で日・スウェーデン交流に貢献されてきました。

長きにわたって両国の友好関係を醸成してこられたことを感謝すると共に、お二方の今回の受章をお慶び申し上げます。

ビルギッタ・ヘンリーケス・ノールマルク
元スウェーデン王立科学アカデミー会長

グンナル・儘盟・リンデル
ストックホルム大学アジア・中東学部准教授
(Photo: Ulf Berglund)